河合塾・駿台・東進が共通テストの自己採点集計を元にした大学のボーダー一覧・合否判定基準一覧を発表しました。発表されたのは、国公立大学の前期・後期・私立大学の共通テスト利用入試のボーダーラインと足切り点数です。
又、河合塾では「バンザイシステム」・駿台では「インターネット選太君」という合否判定システムも公開しました。これらは共通テストリサーチ・自己採点集計の集計結果を元に合否判定をオンラインでリアルタイムにだすもので、共通テストリサーチ・データネットに学校参加・個人参加していなくても利用することができます。
■河合塾のバンザイシステムとボーダーライン
河合塾は共通テスト受験者が参加した「共通テストリサーチ」に寄せられた自己採点結果の情報を元に、バンザイシステムを公開しました。
バンザイシステムは共通テストの自己採点結果を教科ごとに入力すると国公立大学の前期・後期及び共通テスト利用の私立大学入試の合格可能性を表示してくれるシステムです。全統模試の偏差値を入力すれば2次試験の合否判定もあわせて出ます。
合格可能性の判定がA判定(合格可能性80%以上)・B判定(合格可能性65%以上)だとキャラクターが「大きくバンザイ」し、C判定(合格可能性50%以上)だと「小さくバンザイ」します。
又、河合塾では自己採点結果の情報を元に、全国の国公立大学の前期後期・共通テスト利用の私立大学入試のボーダーラインの一覧も公開しました。
河合塾では「C判定(合格可能性50%以上)」をボーダーラインとしており、駿台ベネッセに比べると判定が「やや甘い」ので注意が必要です。
⇒共通テストの合格判定の比較・利用法まとめ(河合・駿台・東進)
■駿台のインターネット選太くんとボーダーライン
駿台・ベネッセは共同で、共通テスト受験者が参加した「データネット」に寄せられた自己採点結果の情報を元に、インターネット選太くんを公開しました。
インターネット選太くんは共通テストの自己採点結果を教科ごとに入力すると国公立大学の前期・後期及び共通テスト利用の私立大学入試の合格可能性を表示してくれるシステムです。
共通テストの自己採点結果に加えて、
・駿台大学別入試実戦模試(東大/京大/北大/東北大/名大/阪大/神戸大/九大)
・駿台の記述模試(第2回駿台全国模試及び第2回駿台・ベネッセ記述模試)
の偏差値を入力すると(二次試験との別々の判定ではなく)「ドッキング判定」結果が表示されます。
又、駿台・ベネッセでは自己採点結果の情報を元に、全国の国公立大学の前期後期・共通テスト利用の私立大学入試のボーダーラインの一覧も公開しました。
駿台・ベネッセの場合、合格可能性80%以上をA判定、60%以上80%未満をB判定、40%以上60%未満をC判定としています。
駿台・ベネッセの「ボーダーライン」「合格ライン」はB判定で、「合格者」「不合格者」の累積人数比が「6:4」になるラインにボーダーラインを設定しています。河合塾は50%ラインがボーダーなので、河合塾より厳しめです。
⇒共通テストの合格判定の比較・利用法まとめ(河合・駿台・東進)
■東進のボーダーライン
東進では自己採点結果の情報を元に、全国の国公立大学の前期後期・共通テスト利用の私立大学入試のボーダーラインの一覧を公開しました。
判定基準は
Aラインが合格可能性80%以上
Bラインが合格可能性65%以上
Cラインが合格可能性50%以上
となっており、
合格ラインごとに傾斜配点の必要点数と必要得点率(傾斜配点における各判定得点の満点に対する比率)を公開しています。又、第一次段階選抜通過ライン(足切り点数)も公開しています。
以上、「河合塾・駿台・東進が共通テストのボーダー一覧・合否判定基準一覧を発表」でした。受験生の皆さん、頑張ってください。